――収録後のご感想をお願い致します。
この手の仕事では初めてのファンタジーという事で、いつもと違うアプローチをしてみました。上手く形に出てれば嬉しいです。ヒロインに対する感情の変化がどう出てるのか、楽しんで頂けると有難いです。

――演じられたキャラクターの印象を教えてください。
キャラデザインを見た時は、もっと陽気で紳士なキャラかと思っていました。台本を読むと、やはり悪魔ですので本性を出した時の差がどう変わるかが、ひとつのポイントかなと思いました。

――印象的だったシーンとその理由を教えてください。
バーと私室のみの場面ですが、芝居的にはバーカウンターでの会話を特に意識しました。同じ距離の話でもバーでの空間は少し、あるいはもっと近しい空気になるのかなと、その雰囲気が伝わっていると嬉しいです。

――本作のテーマは「甘い悪夢」ですが、「夢」にまつわる印象的なエピソードを教えてください。
最近、とんと夢を見なくなりまして…（笑）。古来から夢は多くの人の研究、学問の対象になっていますが、夢のメカニズムについては未だ謎に包まれています。一方、目標や憧れを表す時にも夢という言葉が使われます。共に思い通りにならない、身近な存在でありながら容易に手の届かない存在。面白いものですね。

――ドラマCDの発売を楽しみにしている皆様に、メッセージをお願いします。
この物語では、「夢」がひとつのキーワードになります。夢か現か…。何が現実に起こったもので何が夢の中の話なのか…。聞いて頂いた皆様、おひとり一人がこの不思議な夢の世界を楽しんで頂ければ幸いです。